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2016/06/21
著:All About「子育て」ガイド 河崎 環

子どもにスマホ持たせる?持たせない?パパママに聞く本音と実情

入学・進学のタイミングで子どもに携帯電話を持たせる親は多いもの。でも、そもそも持たせるべきかどうか?実際にはどのような機能つきのものを持たせればよいのか?など、考えどころもたくさんあります。子どもへ携帯を持たせる親の実情と本音を、リアルな声からご紹介しましょう。

中高生の「スマホを持たせる or 持たせない」分かれ目は”子どもの環境”

「お子さんに携帯を持たせていますか?」
こんなテーマで、下は乳児から上は大学生まで、お子さんを持つ働く先輩パパ&ママをお招きして座談会を開催しました。すると、普段バリバリ仕事をしているビジネスパーソンである皆さんの「悩める普通の家庭人」としての一面を垣間見ることができる、リアルな声が集まってきたのです。

「高1の息子に、中3の3月からスマホを持たせています」と言うDさん(パパ)は……。

「都内の公立中学で、学年70名のうちスマホを持ってない生徒が3名ぐらいだったらしく、持ってなかった本人は苦労したようです。親としては、スマホは持たせない!とかなり粘った方だと思いますが、高校受験が終わったので許可しました」

高校生の息子さんの周囲では、クラスの友人や部活の連絡もSNSが主流で、ゲームアプリもたくさんインストールし、通知もひっきりなしに入ってくるとのこと。

「もうスマホは学校生活のマストアイテム。やらないわけにはいかないでしょう」というDさんの言葉に、いまどきの中高生の現実を教えられました。

大きくなるにつれ、必須アイテムとなっていくのがスマホ

大きくなるにつれ、必須アイテムとなっていくのがスマホ

かく言う筆者(ママ)にも大学生の娘がいますが、小5から、当時出始めの「キッズケータイ」を首から下げて通塾させ、中学ではいわゆるガラケー、高校進学と同時にスマホを持たせています。女子高時代は友人とのSNSで一日中スマホを手から離さず、親に叱られ……。
「帰宅したら必ずリビングで充電。使うなら必ず家族のいるリビングで。個室には持っていかない」というルールを作った時期もありました。

Mさん(パパ)からは、
「中2の息子の学校はガラケーさえも持ち込み禁止です」という話が。

Mさん家では、中2の息子と小5の娘のお子さん二人に、子ども用携帯(みまもり携帯)のみを緊急用として持たせていますが、当の本人たちはあまり必要とせず、休日の外出で使う程度。
たとえば、ネットや動画を見たいときはどうしているのでしょうか?

「親のスマホを1日20分だけ借りたり、リビングに置いたパソコンを使ったりして見ています」

息子さんが携帯に関心がないのは、学校のルールや周囲の友人の動向がかなり影響しているようです。

小学生の学童利用家庭では、キッズケータイでは物足りない?

いずれ持つことになるスマホ…いつから慣れさせるべきなのでしょうか

いずれ持つことになるスマホ…いつから慣れさせるべきなのでしょうか

小学生のいる家庭では、キッズケータイかいわゆるガラケーか、という選択で悩むようです。

「うちは小6と小1の子どもたちにキッズケータイを持たせています。リスクなく、安く、子どもが受けることのできる電話番号は20まで登録できて、子どもからは3つの登録番号に電話できるので、これで十分です」

そう話すのは、Oさん(パパ)。3つの番号とは、ママと双方のおばあちゃん二人だそうで、「うちではパパは4番目以降なんです」との言葉に皆さん爆笑。

「まだ友達同士でもケータイは使わないし、遊びの約束も親同士がします。ただ、妻も僕も、子どもには好きに出かけなさいというタイプなので、お守りとして最低限の連絡手段があればいいです」

Oさん、将来はどうするんですか?
「将来的にはスマホは持たせる考えです。ファミコン世代の僕自身が、新しいテクノロジーに触れられてよかったという実感があるので、子どもにもすでに親のスマホでゲームをやらせたり、動画を見せたり。Wiiも買い与えています。でも、スマホを持たせたら、リスクが怖いので何らかのフィルターはかけるでしょうね……」

【関連記事】スマホが知らない間に無法地帯に?フィルタリングで子どもを守る方法

同じく小学生の息子を持つYさん(ママ)は、
「うちの小4の息子も、ゲームにはまっている上にDSでずっと動画を見ているので、逆にスマホは持たせられないと思いました」と請け合います。

Yさんのお宅では、息子さんは学童保育を利用。そのため、家族だけでなく習い事やママ友など、万が一のための連絡先をいくつも登録しておきたいニーズがあります。

「この春からやむなくガラケーを持たせました。でも、ウェブは全部ロック、写真添付も不可の設定にして、電話と画像なしのメールだけの用途です。周りの女子はスマホを持って友人同士で交流している子もいますが、女子の方が早い印象ですね」

ネットネイティブ世代の子育ては「興味を遮らない」セキュリティ教育

まだお子さんが小さいKさん(パパ)のお宅では、そろそろキッズケータイを持たせようかと考えているところ。

「上の子が小2ですが、下に子どもが生まれたので、習い事もひとりで行かせています。さすがに迷子が心配なので、GPSは持たせたいです」

でも、小2にしてすでに親のスマホでゲームをし、タブレットでお勉強する傍ら、動画も見ているとのこと。

「ほっといてもいずれ使うなら渡しておこうという考えで、4、5歳からやらせています。隠れてやるくらいなら、面白いのがあるよ♪と言いながらアタマによさそうものや勉強になるものをやらせたい。でも、高学年くらいで親よりもスキルが上がってしまうと、僕もきっと怖さを感じ始めるでしょうね」

この言葉を聞いて皆さんが口々に語り出したのは、こんな話でした。

●親よりも高いネットスキルを身につけた子どもが”行きつけるところまで行けてしまう”ネット世界の怖さ
●それでもテクノロジーや知識への興味を遮りたくないという思いとのジレンマ

不適切なサイトへのアクセスも、フィッシング詐欺やランサムウェア(身代金要求型ウイルス)なども怖いし、見知らぬ他者との接触や個人情報の漏洩など、不安要素はたくさんありますが……。

「だからと言って子どもから便利なツールを取り上げるのでなく、基本的な身の守り方や疑い方を教えて、あとは都度、注意しながら見守っていくしかないのかもしれないですね」(Kさん)

中高生では、深夜までSNSのグループチャットで誰かの悪口や喧嘩を繰り広げたりするケースや、趣味つながりで見知らぬ大人とネットで知り合い、ライブへ出かけているのが見つかったケースなどもあります。
「SNSのいじめなど社会的な関係でのトラブルこそ、テクノロジーの範疇ではなくなるので、周りの大人がモラルをどう教え、子どもが自己責任でどう振る舞うかが問題となる」と、Kさんは話します。

「いずれ技術の進歩でパソコンやスマホという形さえもなくなるかもしれないけれど、これからの子どもたちには、ITを使いこなす技術は絶対必須。幼いうちから触れさせておくものなのですよね」と、Yさん。
ウェブからの脅威を、親がいかに責任を持ってプロテクトし、子どもに身の守り方を教えるのか……。

「振り返って考えれば、大人だって自分のスマホやパソコンの内容を人に見せられるのか、と。大人の倫理観こそ崩壊していないか、自問自答したいですね」とのDさんの言葉に、皆さんが深く頷きました。

子どもの置かれている環境と親の方針、そして時代の趨勢。それぞれの家庭にそれぞれの解がある「子どものスマホ問題」ですが、どこの保護者も悩み、考えているという点では同じ。以下にあるような意識調査の結果も出ているようですので、あわせて参考になさってみてはいかがでしょうか。

-保護者のITセキュリティ意識調査-
子どものスマホ利用にセキュリティ上の不安を感じる保護者が7割以上
~子どもが利用するアプリ・サービスを制限している保護者は4割以下~

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