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2016/03/09
著 : ウイルスバスター チャンネル編集部

閲覧履歴を追跡されている?行動ターゲティング広告の仕組みを知る

閲覧履歴を元にユーザの関心を引く
行動ターゲティング広告

「連休に温泉でも行こうかな」と旅行サイトを眺めたあとで、ほかのWebサイトを開いたら温泉旅行の広告が表示されて驚いた、なんて経験はありませんか?これは、インターネットユーザの閲覧履歴を元に、そのユーザが興味を持ちそうな広告を配信する「行動ターゲティング広告」または「追跡型広告」などと呼ばれるインターネット広告のひとつです。

この広告では、広告主は自分たちの商材に興味関心がありそうな消費者に効率よく広告を見せることができます。そのため現在では、多くのWebサイトが採用している手法になっているのです。では、どんな仕組みでユーザの閲覧履歴を参照しているのでしょうか。

インターネットの訪問履歴を参照する仕組み

Webサイトが訪問者を識別する代表的な仕組みが「Cookie(クッキー)」です。Cookieは、ブラウザを介してWebサイトにアクセスした訪問者のパソコンやモバイル端末にファイルを生成し、一時的に保存します。このとき生成されるファイルには、訪問者を識別する「ユニークID」が割り振られ、そのユーザがどこのサイトにアクセスしたのかという閲覧履歴や、ログインするときの情報などが記録されます。

SNSなどで1度ログインすると2回目以降はIDやパスワードを入力することなく自動でログインできるのも、ショッピングサイトで以前閲覧したアイテムや関連商品をお勧めされるのも、Webサイトがあなたの端末に保存したCookieファイルを参照していることが主な要因です。

Cookieを利用した自動ログインの仕組み

Webサイトにアクセスした際にサーバー側がCookieを発行し、
ユーザのPC内に閲覧した内容やログインの情報などを記録したCookieファイルを生成する
2回目にアクセスした際にユーザからサーバーにCookieが送信され、
サーバー側はそのユーザ情報などに合わせた表示などを行う

一般的にCookieは、訪問者の名前や住所といった、いわゆる「個人情報」そのものを取得するものではありません。また、Cookieには適用範囲が設定されているため、閲覧履歴と言っても通常Cookieを発行するWebサイトの範囲内に限定されます。つまり、第三者が自由にCookieを参照して情報を入手することはできません。このように、本来の目的で使用されていれば、ユーザにとっても便利な機能なのです。

直接アクセスしていないWebサーバーから送り込まれるトラッキングCookie

一方で、「トラッキングCookie」と呼ばれるCookieがあります。これは、見ているWebサイトのCookieではなく、主にサイト内に埋め込まれたバナー広告を配信しているサーバーのCookieです。閲覧中のサイトの運営者とは別にバナー広告を配信している業者のサーバーからも、訪問者の端末にCookieが送り込まれるのです。

トラッキングCookieは、訪問者が実際には開いていないサイトから送信されることから「サードパーティーのCookie」と呼ばれることもあります。

旅行の予約サイトを見た後に、ニュースサイトを見たら都合よくパッケージ旅行のバナー広告が表示された──なんて経験はないでしょうか?それは下記のような仕組みによるものです。

トラッキングCookieの概念図

ユーザは旅行予約サイトへアクセスしたつもりでも、PC内にはバナー広告を発信するK社が発行したCookieも保存される。次に、同じK社発行のバナー広告が表示されるニュースサイトにアクセスした際、前回のアクセス履歴とCookieが参照され、ユーザが興味を持つ可能性があるパッケージ旅行のバナー広告が表示される

このようなトラッキングCookieによる閲覧履歴の追跡には違法性などはなく、個人情報を集めるスパイウェアとは区別されます。しかし、意図しない第三者に閲覧履歴などの情報が渡ってしまうのはプライバシーの侵害ではないかという議論も絶えません。意図しないWebサイトから配信されたCookieによって収集された閲覧履歴で追跡広告を表示されるのは、確かに気分のいいものではありませんよね。実際、トラッキングされることを気にしているユーザは数多くいます。(*1)

トラッキング対策は
ブラウザの設定見直しから始めよう

そこで見直したいのがブラウザの設定です。多くのWebブラウザには、Cookieの扱いや追跡に関する設定項目が設けられています。iPhoneの標準ブラウザ「Safari(サファリ)」も例外ではありません。Safariの「プライバシーとセキュリティ」設定をチェックしてみましょう。「追跡しない」や「Cookieをブロック」といった項目が用意されています。
なお、「追跡しない」を有効にした場合、Webサイトに対してトラッキングの停止を求める宣言をしますが、実際にトラッキングするかしないかを決めるのはWebサイト側に委ねられます。

Safariホーム画面

ホーム画面で「設定」をタップし、「Safari」の設定を開く。
画面をスクロールして「プライバシーとセキュリティ」の設定項目を確認する

「アクセス中のサイトのみ許可」選択

4つの選択肢のうち、サードパーティーのCookieをブロックするには
「アクセス中のサイトのみ許可」にチェックを付ける

さらにiPhoneの最新OSであるiOS 9には、「コンテンツブロッカー」という設定項目が追加されました。iOS 9のコンテンツブロッカーは、対応アプリをインストールすることで有効になる機能です。具体的な機能はアプリを提供する第三者次第ですが、現在リリースされているアプリの多くは、Webサイト上のバナー広告などを非表示にするアドブロック機能を提供しています。

モバイル向け総合セキュリティ対策アプリ「ウイルスバスター モバイル」の最新バージョン(*2)は、iOS 9のコンテンツブロッカーに対応しました。(*3)ブロックする内容は利用するアプリによって異なりますが、ウイルスバスターモバイルでは、目に見えにくいCookieやスクリプトをブロック対象にしています。

Cookieのブロックは、Safariが備える「プライベートブラウズ」機能を利用することでも可能ですが、IDとパスワードの自動入力もブロックされるため不便を感じることがあります。その点、ウイルスバスター モバイルの「Webサイト閲覧時の追跡防止」機能(*4)では、利便性とプライバシーの両方を尊重した設定ができます。

ホーム画面から「設定」→「Safari」→「コンテンツブロッカー」をタップして開く

ウイルスバスター モバイルをインストールして、
ホーム画面から「設定」→「Safari」→「コンテンツブロッカー」をタップして開く

[ウイルスバスター]を有効にすると、Safariに適用される。

[ウイルスバスター]を有効にすると、Safariに適用される。
なお、対応アプリがインストールされていない状態では、
Safariの設定画面に「コンテンツブロッカー」項目は表示されない

最新のウイルスバスター モバイル(iOS向け)には、トラッキングのブロックの他に、細かく調整が可能な「保護者による使用制限」機能や、パスワード管理アプリである「パスワードマネージャー」との連携機能が、「ウイルスバスター モバイル専用ブラウザ」に用意されました。これにより、以前にも増してセキュアな環境でのWebブラウジングが可能になっています。

OSやアプリを常に最新バージョンにアップデートすることが、インターネットやデバイスを安全に利用するための第一歩。最新の環境を用意し、適切な設定で快適なインターネットライフを送りましょう。

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*1 Mozilla Japan プライバシーに関する意識調査結果 (2016年1月実施)
*2 2016年3月9日現在最新バージョンのものを指します。
*3 ウイルスバスター モバイルのシステム要件
*4 Android OS、Kindle Fireシリーズには対応しておりません。

・2016年3月9日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。
・TREND MICRO、ウイルスバスタークラウドおよびウイルスバスターはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。本ウェブサイト上で使用される各社の社名、製品名およびサービス名は、各社の商標または登録商標です。